エアコン修理コラム

これでいつでもキレイにできる!エアコン掃除の方法と流れ

エアコンを何もしないまま使用していると、汚れやホコリ、カビなどが徐々に溜まってきてしまい、そのうち空気が悪くなってしまいます。そうなる前にこまめに掃除をすることによって、きれいな空気を常に保つことができるようにしなければなりません。今回はエアコン掃除をする際の流れや注意点などについてご紹介いたします。

 

1.本体の洗浄

エアコンを掃除する際ですが、まずはコンセントを外します。そして、しっかりと洗浄するためにどのエアコンでも取り外し可能となっているカバーとフィルターを取り外しましょう。事前に取り外し方を確認した上で行わないと、無理に力を加えてしまい破損してしまう恐れがありますので要注意です。取り外したあとはエアコン本体の洗浄を行います。

 

パーツの外れたエアコン本体に対して養生を行います。これは内部の基板に水分などがかかってしまわないようにするためで、しっかりと保護ができていないと最悪の場合エアコンが故障してしまいます。約10リットルもの大量の水を使用することになりますので、少しの隙間もあってはなりません。同時にエアコンの真下あたりにはバケツを用意し、養生からバケツへと水の流れる道を作ります。これによって洗浄時に流れた水が床に溢れてしまうことなく溜めることができます。

 

洗浄ですが、専用の洗剤あるいは汚れに強いオーガニック系の洗剤を使用します。カビなどの汚れは酸性ですので、アルカリ性の洗剤がおすすめです。エアコン本体にまんべんなく洗剤を塗布したら、汚れが吸着するまでしばらく放置します。この時間を使ってフィルター掃除などをすると効率的です。

 

ある程度の時間が経ったら、高圧洗浄機を用いて洗い流しましょう。上から下に向かって洗剤と汚れをしっかりと洗い流していき、それを数回繰り返して汚れが残らないようにします。洗い流すことができたら、コンセントを刺し、数分間暖房運転することで乾燥させます。最後に送風口などに残った細かい水分をタオルで拭き取れば本体の洗浄は完了です。

 

2.フィルターとカバーの洗浄

フィルターとカバーの洗浄は、お風呂場で行うとストレスなくできるでしょう。スペース的に問題がなければ洗面台でも大丈夫です。まずはフィルターですが、全体的にホコリが付いてしまっているかと思いますので、掃除機を使って全て吸い込みます。いきなり水洗いをしてしまうとホコリが水分を含んでしまい、取り除く手間が増えてしまいますので気をつけましょう。大きなホコリが取れたら、フィルターの裏側から表側に対してシャワーを当て、目に詰まった細かいホコリと水流で洗い流します。きれいになったら中性洗剤などでカビなどの菌を除菌しなければなりません。

 

カバーに関しては中性洗剤をまんべんなく塗布してブラシで軽くこすり洗いをし、シャワーで洗い流すだけでも十分です。ブラシの材質によってはカバーに傷がついてしまう恐れがありますので、あらかじめブラシとの相性を確認しておくといいでしょう。

 

あとはフィルターもカバーも水分をとった上で乾燥させたら洗浄完了です。本体に元通りに取り付けましょう。

 

3.排水ホースの洗浄

エアコンには必ず室外機がセットになっており、室外機とつながっているホースと併せて排水ホースというものが取り付けられています。エアコンで冷房を使用した際に、エアコンから吐き出される冷たい空気が空気中に漂っている水分を冷やし、それが結露となるのですが、そのままにしておくとカビの原因などにもなりますので排水ホースで室外へと逃しているというわけです。

 

通常は結露などの水分だけが排水ホースを通るのですが、エアコン本体を洗浄した際に少なからず汚れや洗剤が排水ホースを経由して排出されることになります。このときホースの内部にホコリなどの汚れが詰まってしまうことがあるため、エアコン掃除をした最後には排水ホースの洗浄が欠かせません。また、普段エアコンを使用している際に水漏れをすることがありますが、排水ホースのつまりが原因というケースが多いため、そうした場合にもホースの洗浄をするといいでしょう。

 

洗浄方法はいくつかあり、専用のサクションポンプを使用するというのが最も安全で安心ではないでしょうか。サクションポンプはポンプの原理でホース内のつまりの原因を吸い出すことができる道具です。その他にも掃除機や口で吸い出すという方法がありますが、いずれも掃除機が故障してしまったり、汚れが口についてしまったりといった可能性があるためおすすめできません。

 

4.仕上げと注意点

本体を含む全ての洗浄が完了したら、仕上げとしてエアコン専用の抗菌スプレーなどでコーティングしましょう。洗浄直後のきれいな状態でなければ意味がありません。市販されているもので十分ですので、今後カビなどの発生を少しでも抑えるためにも忘れずに行うようにしましょう。この作業をするだけでエアコンの掃除頻度に影響しますので非常に重要です。

 

そして最後に、エアコンの各種動作確認を行いましょう。万が一掃除によって故障してしまった場合にすぐに対処ができますので、とても大切な作業となります。これまで汚れによってエアコンの効きが悪かったり空気が悪くなっていたりしていたはずですので、汚れの度合にもよりますが、このタイミングでこれまでとの違いをすぐに実感できるでしょう。

 

5.まとめ

エアコン本体の洗浄が最も大変なエアコンの掃除ですが、そこまで複雑なものではありませんので、一度経験してしまえばその後は簡単に行うことができるでしょう。カビなどのハウスダストが含まれた空気を吸ってしまうのは身体に対して非常に悪いことですので、定期的に掃除を行うことは大切です。こまめに掃除をすることで一回の掃除作業も短く済ませることができるのですから、まずは一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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